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『女坂』 (円地文子・新潮文庫)

分かりやすく,一言で言うと,昼ドラ.
高級官僚の,周囲の,女達の
ドロドロとした『感じ』が,生々しく,まとわりつきます.
貞操問答とかのその辺の昼ドラと違うのは,
女の表に暗にの画策,確執,対立等々の,
動的な感じがない,ということですね.
故に,明治政府,開闢間もない,藩閥政府の頃の
家の論理と,女の倫理が,じとっと感じられます.

『倫の持つ旧い倫理感は男の道徳はいつも公けの生き方とだけつながってい,女の道徳だけが男に対して守られる筈のものであった』

三島が,明治の女を著した古典といったのがわかるような.
ちなみに,明治の男は志賀直哉の暗夜行路,時任謙作です.
自分的には,今のとこ和解だけで十分なので,
読んだことある人,感想よろしく.

引越しの準備が終わらない件www

ヤバス・・・



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『五重塔』 (幸田露伴/岩波文庫)

とっても面白いです><

内容は,三島の金閣寺に似たもの,と思ってたけど,ぜんぜん違ったわw
 時代は江戸,腕はあるものの,世渡りの下手さゆえに,世間からのっそりと罵られ,妻と子ともに貧乏生活余儀ない,十兵衛.そんな十兵衛が五重塔建設の話を聞きつけ云々…てな感じ.単なる成功譚では決してない,
解説において,桶谷が他の日本の近代小説を評していう
 人間の崇高な理想のの動機に
   卑小なエゴイズムを摘出する分析力に冴えを示した・・・
という言説を見れば,なんとなく想像できるかなぁ,と.

文体も露伴らしい擬古典趣味.舞台は江戸.
ちょいと小難しい江戸落語と思えば,ええねん.
細雪と同じくらい,オススメ.

気付いたよw

労働と正義って本読んでたんだよね.
項目的には
アリストテレス,トマスアクィナス,アダムスミス,マルクス・・・
とか重なってたんだけどなぁ.
各人の経済に関する思想一般とかではなく,
労働価値説を巡る部分を主軸に書かれているようで,
どうもこれは・・・・ 使えない.....

koko

経済学史何からやればいいのかワカンネ.
とにかく本を読んでみて,手がかりを探してみるw

やばい

色々やらないといけないはずなんだけどね.
それが頭に浮かばないんだから,仕方ない.
これは現実逃避ですらないね.で,小説読んでる.

 志賀直哉の和解読んだけど,親との衝突・確執とか,反抗期も含めて,全くといっていいほど経験しなかった.そんな俺にとっては,なんというか斬新過ぎるテーマ.まぁ,そんな俺でも情景とか母のハラハラ具合に共感できるんだから,こういうのを筆力があるって言うのかしらん.一番印象に残ったのは,子供が死んで迎えた朝の描写.鳥が啼く声すら身に染む.とはなんとも小説的で感傷.
 文章的には簡潔ですっきりしているような,そんな気が・・・ 分からんけどw 少し長目の,ああでもない,そうでもない.いやこうかもしれへんかしらん,という文章が好みの俺にとっては少しきついような印象を受けたけどね.


・・・どうでも良いけどw

こらびっくり

永井荷風のあめりか物語を少し読んでみたんだけど,
余りに衝撃的.哀し過ぎるだろうに,常識的に考えて・・・
「人間は皆兄弟分.
  自分ばかりがよきゃァそれでいいってもんじゃないんだぜ.」
この言葉がこんなにも怖いものだとはねぇ・・・


そういえば
この前夢の中で
 どっちが沖縄産か実家近くのサトウキビか当ててみろ
って,誰かに圧迫される夢を見たわwわろりんwww

谷崎の本には,女性への隷属とか母への恋慕とか足へのフェティッシュとかそんな俗世的で・俗物的なテーマの面白さに加えてましてな,物語を叙述する方法論が数多くあるんやんかぁ.卍とか鍵とか少将滋幹の母とかほんまに読んでみるといいねん.わてみたく「新しく過ぎて始まりすぎてわろたw」ってなりはんねん.

今後は川端さんでもよむかねぇ.

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